小さな不迷惑
それは何事も初めて経験するのを初体験という史雲遜 有效。
人には様々な初体験がある。
今、私は結婚して10年になる。夫と私と子供3人が市営住宅で幸せに暮らしいます。
私の生涯で最も印象深い初体験は20年前の1995年1月17日午前5時46分に突然起こりました。その頃の家族は古い9階建てのマンションの5階部分に住み、親子5人で生活をしていました。平和な毎日でした。それが続くと思っていました。
当時15歳の高校生だった私は、真っ暗な早朝に突然、部屋が激しく大きく揺れたのが原因で目が覚めたのです。咄嗟に目覚まし時計を見ようとしましたが床頭台から既に落ちていました。部屋に閉じ込められたようでした。
「キャー」
と思わず叫んだのです。
時間にして僅か数秒の事です。
直ぐに本棚が倒れ、その下敷きになりました。本の重さで身動きが取れませんでした。
幸い冬布団を掛けていた為にケガもなく無事でした。
それから1分もしない内に父の声が聞こえてきました。
「涙海」
「涙海」
父の声が聞くまでのその間は長く感じた短い時間でした史雲遜。
そして思わず泣いてしまいました。
「涙海、大丈夫か」
父の康平の呼ぶ声がドア越しから聞こえました。父は真っ暗な廊下の壁を伝わるようにドア前に来たのです。直ぐにドアを開けようとしたが地震の影響で開かなくなりましたが、何度も引っ張っている内に何とか開けることが出来ました。
「お父さん、早く来て、助けて」
私はベッドから何度も叫びました。
「どこだ、どこだ」
父はドアを開けて返事をしたが分からずに懐中電灯で照らしていると、
「ベッドよ」
「ベッドの横にある本棚が倒れたの」
と大きな声で言って父に助けを求めたのです。
「わかった。今から動かすからな、そのままにしていろ」
と父の叫ぶ声が近くから聞こえました。
それから父は必死になって本をかき分けて本棚を持ち上げると、
「出てこい、早く出て来なさい」
と大声で言うと、空いた僅かな隙間から横に転がるように逃げ出す事が出来ました奶粉 提升免疫力
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幸い私は布団を掛けていたのでケガは有りません。
下階に住んでいた人の中には亡くなった人もいました。高齢者で地震によるショックが原因でした。その事は後になって知りました。その方は何時もマンション入口で挨拶をしてくれる親切なお婆さんでした。また両親と一緒に寝ていた小6だった弟も咄嗟に机の下に隠れ、母も次女の美涙も無時に避難する事が出来ました。
今、考えるとプライベートのない避難所での生活も、食事が1食だけの日も、大勢の被災者だけの生活も、何日もお風呂に入れなかったのも、不安で眠れなかった夜も、そして住み慣れたマンションが地震の影響で入れなくなり解体した事も全て初体験です。更に付け加えると、その日に起こった事とそれ以降の元の生活に戻れるまでの生活は全て初体験でした。